今日はスペシャル企画として、第32回山本周五郎賞に輝いた小説『平場の月』の著者・朝倉かすみさんをゲストにお迎えして、たっぷりお話を伺いました。
北海道小樽市ご出身の朝倉さん。
小説を書く時に用意する飲み物や、机の上に置かれているアイテムについて、また登場人物の名前の付け方や、比喩表現のコツ、50代の男女の恋愛をテーマにした理由などなど。
あれもこれもと、根掘り葉掘り素朴な質問をしたのですが、とても気さくに答えてくださいました。
そして、小説の中に出てくる「ちょうどよくしあわせ」というキーワードがあるのですが、朝倉さんが「ちょうどよくしあわせ」と感じる時間についても、教えていただきました。
『平場の月』は、50歳になった同級生の男女の、友情や恋愛という一言では語り尽くせない関係が、丁寧に巧みに描かれています。
読後にも長くじんわりと続く余韻がたまりません。
秋の夜長にじっくり読みたい、まさに大人の恋愛小説です。
ぜひ、読書の秋を楽しむ一冊に加えてみてください!