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ひーちゃん写真部44回目

番組名:まるまる京都!~京ごよみ~
更新日:2019年03月01日

今回は「雨の千本通」を撮影してきました!

雨をテーマに写真を撮るのは今回初めてな気がします。雨って、普段見えて居る景色が少し違って見えたりしますよね。北大路のこちらのスタジオから近い千本通、今回は千本北大路あたりからテクテク歩いていろいろと写真を撮ってきましたよ~

 

まずは、千本北大路からは結構歩いたんですが、引接寺(いんじょうじ)通称、千本ゑんま堂までやってきました。節分の日のゑんま堂狂言で一度紹介したことがありますね。

千本ゑんま堂は、皆さんご存知、本堂に、怖い顔をしたゑんま様をおまつりされているお寺です。

 

かつて平安京の主要道路であった朱雀大路(すざくおおじ)。現在の千本通(せんぼんどおり)。

千本ゑんま堂のはじまりは、その、今でいう千本通である、朱雀大路頭(すざくおおじ)に、小野篁(おののたかむら)が閻魔(えんま)法王を安置したことによると伝えられています。

なんでゑんま様はなぜ怖い表情をしているかご存知ですか?

ゑんま様は、死者を地獄へ送るために怖い顔をしていると思われてしまいますが、実はとても良い仏様なのです。ゑんま様のお仕事は、死者の送り先が天国か地獄かを判断する裁判長の役割を担っています。ゑんま様は死者を三悪道(地獄・飢餓・畜生)の道に行かせないように、怒りの表情で地獄の恐ろしさを語り、嘘をついた人間には「舌を抜くぞ」と説いているのです。めっちゃ良い方だったんですね~!

 

さて、そんな千本ゑんま堂の本堂の前にあった、水の溜まっている器をパシャリ!

今日の映えポイント1つ目です!

この器には普段からお水がたまっているんでしょうか・・・それともこの雨が器を水でいっぱいにしたんでしょうか・・・どちらにしても、たまったお水に雨の水滴が落ちてきて波紋を描いているのを見れるのは、雨の日ならではですよね!

さて、そのまま千本通を歩いていると、赤い提灯が目に入りました。お寺でしょうか・・・?

その提灯の文字を読んでみると、「釘抜地蔵尊」と書いてあります。すごい名前!という事で提灯が並んでいる様子をパシャリ!

今日の映えポイント2つめです!

こちらは、石像寺(しゃくぞうじ)、通称、釘抜(くぎぬき)地蔵というお寺でした。

釘抜地蔵とは、苦しみを抜き取ってくれるお地蔵様なんです。

石像寺は、弘法大師・空海によって弘仁10(819)年に創建されたお寺です。遣唐使として唐に渡った弘法大師は、日本へ帰国の際に石を持ち帰りました。その石に地蔵菩薩を自ら彫り、人々の「諸悪・諸苦・諸病を救い助けん」と祈願されたといわれています。諸々の苦しみを抜き取ってくださるお地蔵様ということから、「苦抜(くぬき)地蔵」と呼ばれるようになり、その後「くぬき」がなまり「くぎぬき」の名で知られるようになったそうです。

 

なぜ釘抜地蔵と言われるようになったかと言うと、

室町時代、ある大商人が両手の痛みに悩まされ、その痛みを治そうと様々な治療を行いました。しかし痛みは治まらず、苦しみを抜いてくれると評判であったお地蔵様に7日間、願掛けに訪れました。7日目の夜、夢の中にお地蔵様が現れ、「この痛みは、お前が前世でわら人形に釘を打ち人をのろったむくいだ」と手の中に刺さっていた恨みの釘を抜き、2本の釘を見せました。目覚めると両手の痛みが治まっていたので、不思議に思った商人は急いで石像寺に行きました。すると、地蔵像の前に血のついた2本の釘が!それは夢の中でお地蔵様が抜いてくれた釘です。大商人はお地蔵様に感謝し、100日間お礼参りをしました。その時から人々から「釘抜地蔵」と呼ばれるようになったのです。

 

それ以来、体や心の痛みを治癒に願をかける人が絶えず訪れるようになり、苦しみがなくなった人は2本の八寸釘と釘抜を貼り付けた絵馬を奉納する習わしとなりました。

本堂の壁前面に、約1000枚の絵馬がぎっしりと並んでおり、そのご利益のほどが伺えます。

 

こんな素晴らしいお寺が千本通沿いにあっただなんて、今回で初めて存在を知りました!カメラを持ちながら歩いていると、ふとした興味から素敵な出会いがあったりするもんなんですね。

さて、そのまま歩いていたんですが、何気な~くいつも使っているバス停、あのバス停にある椅子ってなんで水色なんですかね~?

今日の映えポイント3つ目です!

雨がその水色の椅子にたまって、水滴が反射してキラキラしてるのがめちゃくちゃ綺麗でした!

周りの景色は雨に濡れて少し濃くなっていて、太陽も雲で遮られているので少し暗い印象の写真ですが、バス停と椅子と街路樹、濡れた路面が良い味出してる写真が撮れましたよ~!

 

普段は雨って傘も荷物になるし濡れるしいやだなぁと思う存在なんですが、こうやって写真を撮ると、いつもの景色が少し違った表情を見せてくれて、雨も悪くないななんて感じました。