◆「じゅりの気になる!」
今回は、「重陽の節句」について!
9月9日は、五節句の一つである重陽の節句(別名:菊の節句)です。
重陽の節句が日本に取り入れられたのは、平安時代のこと。
当時は、中国から伝来したばかりの珍しい菊を眺めながら宴を催し、菊を用いて厄祓いや長寿祈願をしていました。
昔は、五節句を締めくくる行事として 最も盛んだったと言われています。
しかし今は、五節句の中で重陽の節句だけ影が薄い気がしませんか…?
1月7日(人日の節句) には七草粥を食べる、3月3日(上巳の節句) は雛人形を飾る、5月5日(端午の節句) は鯉のぼり、7月7日(七夕の節句) は七夕伝説…など、他の節句はストーリー性や世の中の経済活動があり、分かり易いのに比べて、9月9日(重陽の節句)はストーリー性が少し薄いのが原因かもしれませんね。
でも、ちゃんと、重陽の節句にも食べるもの、行事がありました!
<重陽の節句に食べるもの>
・食用菊
昔から薬効や邪気を祓う効果があるとされていた菊。
菊の節句というくらいですから、食用菊を使った料理を食べます。
食用菊には血行を良くして、肩こりや冷え性を改善するという効能があります。
コレステロール値を下げ、血栓を予防する効果も。
おひたしや天ぷらにして食べるのが主流ですが、花を食べるのには抵抗があるという方は、ぜひ菊をモチーフにした和菓子を食べてみてください!
・栗ご飯
栗は、栄養価が非常に高い食べ物です。
特に、風邪予防や美容に効果のあるビタミンC と疲労回復に効果のある ビタミンB1 が豊富に含まれています。
・秋茄子
ビタミンB群、ビタミンC、カリウム、 鉄、カルシウムなど、豊富な栄養素をたくさん含んでおり、生態調節機能に優れていると言われています。
近年では、茄子の色素に含まれるポリフェノールがアンチエイジングや生活習慣病予防に効果があると注目されています。
まさに、長寿を祈った重陽の節句にふさわしい、体に良い食べ物ばかりです!
<重陽の節句に関連する行事>
京都には、ちゃんと重陽の節句を祝う行事がありました!
・上賀茂神社「烏相撲」
・法輪寺「重陽の節会」
・車崎神社「重陽祭」 など、全て9月9日開催。
重陽の節句は菊が主役なだけに、落ち着きがあり、とても風情があります。
人生を豊かにする日本行事のひとつとして、そして不老長寿のお祝いとして皆様も取り入れてみてはいかがでしょうか?(^-^)
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◆「心に残る、キラッとワード」
「今、あなたの前に立ちはだかる壁は 高いかもしれない。でもそれは、扉かもしれない。」
エイブラハム・リンカーン
八方ふさがりの時は、まず深呼吸。前を見ているだけではダメな時もあるんです。
斜めを見たら、そこには隙間があるかもしれませんし、高いと思っていた壁には、開く扉がついているかもしれません。
物事は、結局自分の見方次第なのかも。
それでは皆さん、また来週 (*^-^*)♪