◆「じゅりの気になる!」
寒くなると、ドアノブをさわった時などに起こる「バチッ」という静電気、とてもイヤですよね。
あまりに静電気がひどいと、ドアをさわるのも怖くなってしまいます。
■静電気が起こる仕組み
私たちの身体はもちろん、どのような物体でもプラスとマイナスの電気を持っています。
常にプラスとマイナスのバランスがとれていることが大切です。
マイナスの電気はとても移動しやすく、マイナスの電気が増えたものは減らしたがりますし、マイナスが足りなくなってしまったものはマイナスが欲しい!という状態になります。
この状態が「帯電」、ここに蓄えられている電気が「静電気」です。
帯電している状態の物質同士がふれあうと、そこでマイナスの電気を移動させるために「バチッ」という現象が起きるのです。
■静電気が起きやすい環境がある
静電気は、気温25度以下、湿度20%以下で起きやすくなるといわれています。
つまり、乾燥して寒い冬ほど静電気が起きやすく、逆に湿度も気温も高い夏は起こりにくいというわけです。
■冬の重ね着で静電気が起こりやすくなる
繊維の性質によってプラス、マイナスどちらかの電気を帯びやすくなっているので、その組み合わせ次第で静電気がたまりやすくなります。
・プラスの電気を帯びやすいもの
麻、木綿、皮、シルク、レーヨン、ナイロン、ウール、
・マイナスの電気を帯びやすいもの
アセテート、ポリエステル、アクリル、塩化ビニール
プラスの強いものとマイナスの強いものがこすれ合うことによって静電気が起こるのです。=プラスとマイナスの組み合わせはあまりよくありません。
ちなみに、コットンは電気を貯めこみにくい素材なので、どこかに取り入れると静電気が起こりにくくなります。
■乾燥肌は静電気がたまりやすい
静電気は乾燥が嫌いです。空気が乾燥していると逃げられなくなるのですが、これは肌でも同じこと。
肌が乾燥していると皮膚の表面から放電しづらくなり、バチッが多くなるのです。
■静電気が起こりやすい
人の身体は、本来弱アルカリ性です。
ストレスや疲労がたまると身体は酸性に傾きます。身体のイオンバランスが崩れることにより、プラスの電気を帯びた状態になり、静電気を起こしやすくなるのです。
このような理由で静電気が起きやすい人は、単に除去するだけでなく疲労を回復した方が良さそうですね(>_<)
◆「いきいき北区 情報コーナー!」
◆「心に残る、キラッとワード」
「みんなちがって、みんないい」 金子 みすゞ
「わたしと小鳥とすずと」の詩の一節。
それぞれが別々で、それに優劣がないということ、それぞれが素晴らしいのだということをこれほど上手く表現した文章が他にあるでしょうか。
「みんなちがって、みんないい」のです!!