SPLASH MIX KYOTO木曜日、今週から新たなコーナー、TALK JAM JAMがスタート。二週間に渡って同じテーマで、大学生の私なりの観点からトークしていくコーナーです。ちなみにJAMは英語の「ぎゅうぎゅう詰め」の意(Trafic Jam は交通渋滞をさしますよね)と、パンに塗るジャムの意のダブルミーニングなんです。たくさんお話する、というのと皆さんの日常にパンのジャムのように寄り添うようなトークを...という意味でございます。
さて今週からは「人工知能」についてお話しています。AIとも言いますね。最近多く名前を聞くことが増え、各メディアでの特集も絶えません。さてそんな人工知能、皆さんが初めて触れたのはいつでしょうか。多くの方は、iPhoneのSiriなどの音声認識ガイドサービスを想像されるのではないでしょうか。一番身近でわかりやすい人工知能ですよね。しかし、インターネットを使っている方なら、無意識の間に利用している人工知能があります。それがYouTubeなどのサジェスト機能。「あなたへのおすすめ」です。YouTubeの他にも、SpotifyやApple Musicなどのサブスクリプション音楽サービス、ファッションサイトやAmazonなど、過去のあなたのアクティビティをデータベース化し、あなたにぴったりのものを、サジェストしてくれるのです。実は身近なのは、こちらかも。
しかしこれらを思い返すと、「あなたへのおすすめ」は、これまでは誰か他の、「人間」がしてくれたものではありませんでしたか?おすすめの音楽だって、「口コミ」というものがあります(僕の大好きなback numberというバンドは、口コミで人気が広まったそう)。ファッションだって、服屋さんで店員さんにおすすめされて買った経験、ありませんか?いつのまにか、人との関わりがいらない世界が形成されているのかもしれません。
ところで、Siriなどのサービスで遊んだ経験はありませんか?彼らは「歌って」というと歌ってくれることもあります。面白いですよね。ペッパーくんのようなロボットをみて、私たちは「可愛い」と思います。しかしもしかすると、人工知能の側はもう、私たちを「可愛い」と思っているのかもしれません。彼らは例えば私たちの買い物データをデータベース化しており、私たちの買い物のギャップに驚いているかもしれません。彼らは「へえー、この子、パンクロックも聴くんだ」と思っているかもしれません。おすすめされるということはそれだけ把握されているということなのです。そう考えると少し背筋がゾゾっとしますよね。人間側が身を引き締めて行かないと、気がつけば人工知能に世界が支配されるというのはある種本当の話なのかもしれません。
さて、次週は人工知能によって進んだ科学技術を取り上げながら、ポジティブな面についてお話します。そしてリスナーのあなたの人工知能に関するお便りを募集しております。なんでも構いません。
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次週、Into The Bookは「君たちはどう生きるか」の続きです。そしてヘビーローテション曲が変わります!お楽しみに。