8月16日(水)「五山送り火」
左大文字に入山させていただき、興奮冷めやらぬまま翌日の放送を迎えました。
今年は、左大文字保存会の方々、消防団の方々、多くの人の協力を 経ての左大文字からの現場生中継を担当させていただきました。
現地に行かないと分からない事、現地だからこそ感じることがたく さんありました。
長い期間、準備をしてきた保存会の方々の熱い思い。
皆さんの願い、ご先祖様の供養の為の護摩木を、前日、そして当日 早朝から運んで高く組み上げた方々の苦労。
無事、安全に送り火が行えるよう、夜遅く、最後まで消火活動をし て下さった消防の方々。
点火時には、家の明かりを消して「大」の字が少しでも美しく見え る為の地域の方々の協力。
法音寺を出発した保存会の方々の松明が、 龍のように山に登って来る迫力ある様子。
会長の叩く、響き渡るドラの音とともに、 一斉に合掌を行っている事。
山頂にいるたくさんの関係者が、 自分の頭の陰が炎に映り込まないように、 急な斜面で足元が悪いにもかかわらず、配慮して、 燃え盛る炎の側で、ずっとしゃがんで下さっている事。
「たくさんの方々の思いや努力があってこそ、伝統や文化が守られ 、繋がっていくんだなぁ…」と、
炎が勢いよくパチパチと空高くゆっくりと燃えている様子を目の当 たりにして、自然と涙がこぼれました。
とても貴重な、忘れられない夏となりました。
ラジオで、 私の語彙力でどこまでお伝えすることができたか分かりませんが、 リスナーの皆様にも、 少しでも現場の様子を感じていただけていれば、幸いです。
FacebookやPODCASTで、 当日の中継の様子をアーカイブ化しています!
ぜひ、ご覧・お聴き下さい (^-^)☆
送り火の「消し炭」は、とても御利益があるそうです。
こちらが正真正銘、左大文字の消し炭です!!
◆「いきいき北区・情報コーナー!」
毎年11月1日が「古典の日」ということをご存知でしょうか?
今年は、古典の日制定5周年!
平成24年9月5日には「古典の日に関する法律」が公布・施行されました。
これから、古典の日の関連事業として、様々なイベントが催されるようです!
イベントがプレスリリースされた当日に定員がいっぱいになる人気事業ばかりなので、古典ファンの方や、これから古典を学びたい!という方は、定期的に公式HPをチェックしておきましょう♪
◆「心に残る、キラッとワード」
「山を低くするのは無理なのだから、あなたは自分を高めなければならない」 トッド・スキナー
この言葉を胸に、左大文字の登山に臨みました!
人生においても大切な事。
目の前に高い壁があったとしても、その壁を低くしたり壊したりするのは簡単な事ではありません。
常に、自分を高めることが大切…ですよね(^_-)-☆