◆「じゅりの気になる!」
●アイスに賞味期限の表示がないのはなぜ?
アイスクリームは、冷凍庫で冷凍していますよね?
アイスが溶けない低い温度の環境では、細菌が増えることはありません。
アイスは、温度管理がきちんとされていれば細菌が減ることはあっても、増えることはないのです!
だから、溶けないように長期間保存していたのなら、品質変化はあっても極わずかということになります。
そのため、厚生労働省の規定によって「アイスクリーム類にあっては、期限及びその保存方法を省略することができる」と定められているのです。
賞味期限がないというよりも、賞味期限の表記を省略してもよいことになっているということのようです。
これをうけて、アイス業界の定めたところによって、賞味期限表示がない代わりに、「ご家庭では-18℃以下で保存してください」「要冷凍(-18℃以下保存)」というような記載がされています。
●1年前に買ったアイスは食べても平気?
1年前に買ったアイスも食べられるのでしょうか…?
結論としては、食べても体に影響はありません!ただし、美味しく食べられるかどうかは別のお話…。
家庭用の冷凍庫の場合、他のものをたくさん詰め込んでしまっていたり、開け閉めを頻繁にしたりして、冷凍庫内の温度が一時的にでも上がってしまうことがあります。
パッケージに記載の、「-18℃以下保存」が常に守られているかどうかは、保証できないですよね。
冷凍庫の温度が上がると、アイスの表面が一旦溶けて、再度固まるというのを何度も繰り返すことになります。そうすると、アイスの風味は落ちてしまいます。
パッケージに霜がついたり、アイスの表面がシャリシャリになっていたことはありませんか?これも、温度が上がって再度固まった結果このようになっているのです。これも、風味が落ちてしまっている状態です。
つまり、一年前に買ったアイスは、食べても体は壊さないけれど、食べても美味しくない可能性があるということです。
メーカーは、当然ながら、なるべく早く食べることを推奨しています!!
●10年前のものは大丈夫か?何年前のものまでなら大丈夫か?
上記の件を踏まえた上で、私なりに考えた結果…
体に悪影響は無いかもしれません。でも、品質が劣化していて、心には悪影響を及ぼす可能性があるかも…。
という結論に。
食べないほうが無難ですし、そんなに放置するのもやめましょう!長い間冷凍庫に保管してあることで、他の食材の臭いが移っている可能性もあります。
一応、古いアイスでも体に影響はないようですが、食べる場合は、よく確認した上で、自己責任で食べてること!
みなさんも貯めこまず、に美味しいままのアイスを食べてくださいね…(>_<)
◆「いきいき北区 情報コーナー!」