◆「じゅりの気になる!」
12月になると街の中もクリスマスムード一色となっていて、色々な場所がイルミネーションで装飾されていて、歩いているだけでも楽しくなってきますよね。
毎年この時期になると、芸能人が商業施設などで巨大なクリスマスツリーの点灯式を行っているのも恒例となっています。
12月7日はクリスマスツリーの日!
なぜ12月7日が「クリスマスツリーの日」なのかというと、1886(明治19)年12月7日に横浜・明治屋に日本初のクリスマスツリーが飾られたことが由来となっています。
クリスマスが祝われるようになったのは、クリスマスツリーが飾られるようになった少し前のこと。
日本で初めてクリスマスのお祝いが行われたのは、1875(明治8)年に原胤昭(はらたねあき)が設立した女学校だったとされています。
このお祝いでは日本初のサンタクロースも登場!
この時に登場したサンタクロースは、江戸時代の武家が着ていた衣服の裃(かみしも)を着用し、大小の刀を指して、日本古来の髪飾りの鬘(かずら)をかぶった日本風のサンタクロースだったそうです。
全く想像できないですね( *´艸`)
●クリスマスツリーを飾る由来
そもそもなぜクリスマスツリーを飾るのかご存知ですか?
クリスマスがキリストが生まれた日であることからキリストに関係がありそうですが、実はクリスマスツリーとキリストは関係がないそうなんです。
クリスマスツリーを飾るようになった最初のきっかけは、北ヨーロッパに住んでいた原住民が冬至のお祭りにカシの木を飾っていたことだったとされています。
カシの木は真冬の過酷な時期でも枯れずに緑色が強い木であることから、永遠に枯れることのない命の象徴だとされていたのです。
そして、その原住民達にキリスト教を布教しようとしたキリスト教徒によって、カシの木をモミの木にすり替えられていき、木の三角形の頂点がキリストであり、下の2つの頂点が人間と生霊だと教えられました。
やがて、キリスト教の信仰が広まっていき、そのままクリスマスにも木が飾られるようになり、クリスマスツリーとなったのです。
●クリスマスツリーの飾りの意味
クリスマスツリーには星やベル、リンゴなど、様々なオーナメントで飾り付けされていますよね。
実はこれらはただ可愛いから、という理由ではなく、一つ一つにきちんと意味があるんです!
・星…キリストが産まれた時に輝いたとされる「ベツレヘムの星」。「輝き」や「希望」を意味します。
・ベル…キリストの誕生を知らせる為に使ったベル。邪気払いの意味を持つそうです。
・リボン…「永遠の結び」という願いが込められています。
・ステッキ…羊飼いが迷った羊を群れに連れ戻す際に使ったことから。「助け合い」を意味します。
・リンゴ…「豊かな実り」や「幸福」を意味しています。丸いオーナメントボールもリンゴをイメージしています。
・靴下…サンタクロースのモデルとなった聖ニコラスが貧しい家に硬貨を投げ込んだ際にたまたま靴下に入ったことから。
見ているだけで楽しいクリスマスツリーも、たくさんの願いが込められているんですね(*^-^*)
◆「いきいき北区 情報コーナー!」